みなさんこんにちは!
設計の香西です。
明徳ホームは香川県で新築の注文住宅の販売・施工をしている会社です!
いつもブログを見て下さりありがとうございます。
今日は図面のエスキスをご紹介します。
エスキスとは、お客様からお聞きした間取りに関するご要望を元に思いついたプランやアイディアを紙に描き出し整理してまとめていく作業です。
上の画像の様に、右側にはお客様との打合せでお聞きした間取りに関するご要望(部屋数や広さ、部屋同士の繋がりなど)をメモしておりますので、ゾーニングと言う作業に入りここで「文字」から「カタチ」に変えていきます。
ゾーニングとは間取りの骨格となるもので、ゾーニングをせずに間取りを組んでいく事も出来ますが、居心地が悪かったり、家事動線も使いにくかったりと住みにくい家になる可能性が高いので大切な作業になります。
また、ゾーニングでは敷地環境に合わせて周辺環境(採風、通気、周囲からの視線など)もしっかりと考慮することが重要なポイントになります。
お聞きしたご要望を元に左側のグリッドに沿って、まずは敷地条件に合わせて隣地との空き、駐車スペース、アプローチやお庭のスペースなどを確保し、それらを省いた位置で実際に建物を計画出来る建築可能範囲を割り出します。
建築可能範囲を割り出したら、次に建物のゾーニングをしていきます。
建物のゾーニングでは用途ごとに部屋をグループ分けし大まかに配置していきます。
住宅の場合は主に以下の4つに分けられる事が多いです。
①パブリックゾーン ・リビング、ダイニング、キッチンなど
②プライベートゾーン ・寝室、子供室、書斎など
③サービスゾーン ・浴室、脱衣室、洗面室、トイレなど
④通路ゾーン ・玄関、ホール、階段、廊下など
日当たりを確保したいパブリックゾーンは南側、水廻りをまとめたサービスゾーンは居室への西日を遮れる西側へ配置、北側道路の敷地なので玄関ホールがある通路ゾーンは駐車スペースに近い北側へ配置するなどだいたい決まってきます。
ゾーニングが完了するとここで漸くゾーンごとに各部屋を配置していきます。
この時に建物の面積、外観や構造などを考慮しながら配置していきます。
部屋同士の取り合いや窓の位置、大きさ、建具などを少しずつ微調整しながら出来た間取りが下の画像になります。
これを建築CADで入力すると…、
↓こんな感じに仕上がりました♪
今回はプランエスキスの流れをご紹介しましたが、今年も多くのプランを計画させていただきました。
来年もお客様に良い提案が出来るよう精進していきます。