ウッドデッキとタイルテラス

こんにちは!設計の前田です。いつもブログを見てくださりありがとうございます。
明徳ホームは香川県で建売・注文住宅の施工、販売をしている会社です。

テラスのあるお家ってオシャレでかっこよくていいですよね。
そんなテラスの中でも代表的なものといえば「ウッドデッキ」や「タイルテラス」だと思います。
「テラス」とは庭の中で1段高くなった部分のことを言い、「ウッドデッキ」はテラス部分を木で仕上げたものです。
「ウッドデッキ」には名前の通り天然の木で仕上げたものもあれば、樹脂などの人工素材で木を模して仕上げたものもあります。天然木のウッドデッキの良さは何といっても見た目、質感ですね。肌触りなどの質感は人工素材ではどうしても天然木に劣ります。しかし、天然木のウッドデッキはしっかりお手入れをしないと腐ってしまったり、シロアリ被害を受けてしまうことがあります。


「タイルテラス」はテラス部分をタイルを貼り、仕上げたものです。見た目に高級感があり経年劣化の心配はほとんどありません。タイルデッキは内側をコンクリートで埋めてしまうため、ウッドデッキのように住宅内の床の高さと揃えた場合、水切り部分を埋めてしまうことになります。「水切り」は、外壁の内側に雨水が侵入するのを防ぐために外壁と基礎の間に付けられるもので、外壁の内側の空気の通り道の入口部分でもあります。この水切り部分を埋めてしまうと、外壁内の空気が循環しにくくなり、内部結露しやすくなってしまいます。内部結露した結果、外壁内の木材が腐ってしまう恐れがあります。これを防ぐため、タイルデッキの高さは水切りより下になることが多く、結果的に住宅内の床の高さと段差ができてしまうため、注意が必要です。