変化していくもの

こんにちは。設計の岡本です。

最近、家づくりをする方の生活スタイルが変わってきていると感じる事があります。
例えば、最近の住宅にあまり採用されなくなったものの一つにバルコニーがあります。理由としては
・外に干したくない(2階まで持って上がるのも面倒)
・建築コストがかかる
・掃除、メンテナンスが大変
といった意見。

洗濯物などは室内干し用の洗濯洗剤が各メーカーから多種出ていることもあり
もはや室内干しは市民権を得た、という事でしょうか。
洗面室やファミリークローゼットを物干しスペースとして採用・利用される方が多いようです。

メンテナンス面でも周りを囲まれている事もありどうしてもごみが溜まりやすかったり、
経年劣化から雨漏りの原因になり易かったりします。


室内を明るくしたり開放的な空間で寛げたり外観のデザイン的にアクセントになったりと
必ずしも悪い事ばかりではないと思うのですが、これらは何が正解か不正解か、というのはありません。
時代に合わせた生活スタイルから生まれた住まいの変化の一要素かと思います。
私自身長く住宅の世界に携わっているとこういった変化を幾度も感じていて、面白いなあと思えてきます。

一方で、時代に左右されない普遍的な住まいというものにも魅力を感じているのですが。