空間を楽しく活用するスキップフロアのメリット・デメリット

スキップフロアとは、床に段差をつけて中二階や中三階などを設けた間取りのことで、空間を縦に活用するのが特徴です。
段差により空間をゆるやかに区切り、動きのある間取りとなるため、住む人のライフスタイルに大きく関係してきます。
しっかりと検討したうえで取り入れられたら、住まいの可能性が広がる魅力的な空間になるでしょう。


階段の踊り場スペースを広くとり、カウンターを設けた畳のスキップフロア。

階段途中に設けたスキップフロア。パソコンや勉強コーナーとして、また、ちょっとした家事やくつろぎのスペースとしてなど、様々な用途に利用できます。


 

スキップフロアのある家はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

【メリット】

♢空間にメリハリをつけられる。

♢壁で仕切らないため、家族の気配を感じたり、コミュニケーションをとりやすい。

♢廊下を作らず空間を分けられるため廊下分のスペースを他にあてることができる。

♢スキップフロア下は大容量の収納スペース等として活用できる。

♢土地に高低差がある場合にも有効的な間取りを作ることができる。

 

【デメリット】

♢家の中に段差が増える。

♢断熱・空調に工夫が必要。

♢設計・施工時に光の入り方や音の響き方、プライバシーの確保などの配慮が必要。

♢材料や手間がかかるため建築費用が高くなる。

♢高い耐震強度が求められる。

 

メリット・デメリットがありますが、空間を楽しく活用できるスキップフロアを家づくりの参考にしてみてください。