Q.梁を見せる効果とは?

梁とは、屋根などを支えるために横方向に渡した構造材のことです。
古民家などで立派な梁を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

建物の骨組みにあたるため、通常は天井の中などに隠れているものですが、
「梁見せ天井」「梁あらわし」などと呼ばれる手法で意図的に見せる場合があります。
梁を見せるとどのような効果があるのでしょうか。

一つは天井が高くなるので空間に広がりが出て、ダイナミックな雰囲気を醸し出します。


もう一つは、木造ならではの存在感で空間にアクセントがつき、こだわりが感じられるおしゃれな雰囲気になります。

別の手法ではデザイン的な効果を生み出すために、構造上の梁ではなく化粧梁として後から装飾的に天井に付けることもあります。


吹き抜けのリビングに3本の梁。

白い壁にこげ茶色の梁でコントラストをつけて。

ダイニングの細長いスペースに短い梁を並べて。

吹き抜けの玄関ホールの2本の梁。


空間の印象をがらっと変える梁を、お好みでインテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。